衛星搭載降雨レーダ観測における降雨エコーと地表面エコーの分離について(環境計測及び一般)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
衛星搭載レーダによる降雨観測では、所望の降雨エコーの他に、強い地表面エコーが受信される。地表面エコーは降雨観測にとってはクラッターであり、降雨エコーと地表面エコーの分離が必要となる。この目的のために、ASTER GDEMという30mメッシュの高分解能全球DEMを用いた研究を行った。本報告では地表面を三角要素に分割し、地表面エコーのシミュレーションを行う方法について述べる。シミュレーション結果は、サンプル的にではあるが、TRMM衛星搭載降水レーダで観測した非常に高い高度の山岳地域の地表面エコーをよく説明する。また、地表面エコーの上端位置決定のためには、1kmメッシュの標高データでは不十分で、ASTER GDEMのようなメッシュ間隔がより細かい標高データが必要であることを示す。
- 2012-08-17
著者
関連論文
- B-1-46 ASTER GDEMを用いた衛星搭載降水レーダの地表面エコーのシミュレーション(B-1.アンテナ・伝播A(電波伝搬,非通信利用),一般セッション)
- B-1-40 衛星搭載降水レーダで観測される地表面エコーとそのシミュレーション : ASTER GDEMの使用(B-1. アンテナ・伝播A(電波伝搬,非通信利用),一般セッション)
- B-1-40 GPM DPR標準アルゴリズムにおける降雨タイプ分類について(B-1.アンテナ・伝播A(電波伝搬,非通信利用),一般セッション)
- 衛星搭載降雨レーダ観測における降雨エコーと地表面エコーの分離について(環境計測及び一般)