大学生のキャリアビジョンに対する社会人からのアドバイスの質的分析 : 授業内での初年次学生に対するキャリア・アドバイスの有効性と困難さ
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年のキャリア支援の動きの一つに大学入学後のできるだけ早期に学生に対してキャリアを考えるように促すようなプログラムがある。本学では学生が就職の前に自らのキャリアを考える際、社会人の立場からアドバイスを行う教育ボランティア制度を行っている。そこで、本稿では本学で行われた初年次学生を対象とするキャリアデザインIIという授業のなかで導入された学生のキャリアビジョンの発表に対する教育ボランティアのコメントに対して質的分析を行った。その結果、教育ボランティアのコメントは大きくキャリアとプレゼンテーションに分けられた。それぞれ、キャリアに関しては6×3のマトリックスが、プレゼンテーションに関しては6×2のマトリックスが生成された。そのマトリックスに教育ボランティアのコメントを当てはめ、数量化したうえで、教育ボランティアを初年次の授業に入れる上での今後の課題などを考察した。
- 大手前大学・大手前短期大学の論文