3次元計測システムと3次元建入精度管理システムの開発(<特集>東京スカイツリー^[○!R]を支える技術)
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概要
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東京スカイツリー^[○!R]の塔体鉄骨は,地上部で正三角形であった平面形状が滑らかに正円へと変化する反りとむくりが融合した複雑な形状を有し,鉄骨配置は各層ごと少しずつ3次元的に座標が変化する設計であった.そのため,3次元光波測距儀(トータルステーション)を利用した高効率の鉄骨建入精度管理が要求された.そこで,著者らは3次元計測システムと3次元建入精度管理システムを開発し,塔体鉄骨工事へ適用した.その結果,すべての柱(高さh)の建入精度を建築工事標準仕様書JASS 6鉄骨工事で規定される管理許容差(h/1000かつ10mm)以内に収めたことを確認した.
- 2013-07-01