非営利組織の経営改革 -社会福祉協議会の事例から-
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概要
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本稿では、社会的課題の解決を担う組織の一つとして、非営利組織の経営改革に着目する。具体的には、大阪府A 市の社会福祉協議会(以下「当法人」という)を事例とし、地域福祉の推進という「社会的」ミッションを元来有する当法人が、「事業性(自立経営)」の確立を目指す改革プロセスについて、ソーシャル・マネジメントの視点から分析する。まず、企業のマネジメント手法の導入という側面を検討し、その現状と課題を整理する。次に、本稿で構築した「企業と社会」論の枠組みを援用し、「地域に開かれた社会福祉協議会の閉鎖性」ともいうべき、ステイクホルダーとの関わりの弱さを明らかにし、今後の社会福祉協議会に必要な取り組みを考える。
- 2013-09-00
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