CSアンプラグドの視覚障害者への適用
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概要
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コンピュータサイエンスアンプラグド (以下,CS アンプラグドと記す) は,コンピュータ科学の基礎を学ぶための効果的な学習法である.しかし,身体的な動きを伴う活動が多いため,障害など身体の状況によっては,学習法の利点を享受できないことがある.本研究では,天秤とおもりを使ってソーティング (整列) アルゴリズムを学ぶ CS アンプラグドのアルゴリズム学習法について,どのように教具を工夫すれば視覚障害者が学べるようになるかを検討した.本来は,学習者が動かすおもりの重さの比較結果を視覚情報ではなく,音声情報として提供する教具にすることで,視覚障害者も同等の学習ができるようになると考えた.そこで,カードとそれを読み取るセンサーを組合せ,音声で大小比較の結果を知らせる教具を開発した.その教具を用いて,重度視覚障害者にアルゴリズム学習法を適用した実験から得た知見を報告する.
- 2013-10-05
著者
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