日本の看護教育におけるOSCEの現状と課題に関する文献レビュー
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概要
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本学基礎看護学領域では、低学年から知識とともに臨床実践能力を育成し、それを適切に評価し、フィードバックすることを目的にOSCE(Objective Structure Clinical Examination:客観的臨床能力試験)導入を検討している。すでにOSCEを実施している機関もあり、またその数は徐々に増えつつあるが、その実態は明らかになっていない現状にある。そこで本研究では、わが国の看護教育におけるOSCEの現状と課題を明らかすることを目的とし文献検討を行った。レビュー対象として抽出した12文献の研究内容を独自に作成したフォーマットに基づきまとめ、OSCEの実際、OSCEの効果、学生の反応、研究課題の4つの視点で文献をレビューした。結果、看護の分野においては、OSCEは話題になっているが、まだ実施している教育機関は少なく、実施にあたって試行錯誤の段階にあることが明らかになった。OSCE の効果については、学生の反応からも学習課題の明確化や学習態度の習得等が明らかになった。一方、教員の負担や資源等の欠点も明らかになった。
- 2013-03-00
著者
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