筑波大学乃酒"桐乃華"大吟醸 : ストーリーからデザインを紡ぐ方法
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概要
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本作品は、筑波大学生命環境系微生物生理化学研究室内山裕夫教授が開発した酒酵母を用いて醸造された日本酒「筑波大学乃酒"桐乃華"純米大吟醸」のパッケージデザインである。酵母は大学の校章である桐の花から採取されたもので、この日本酒は大学を象徴する商品であり、2009年に発売された「純米吟醸」のもつ「大学の知的なイメージ」、「若者にも受け入れられるあか抜けたイメージ」、「銘柄通りの華やかで上品なイメージ」という属性は生かしながら、「大吟醸らしい高級感を出す」「海外への土産物としてふさわしいデザイン」が求められた。そのデザイン過程を、リサーチ、アイデアの展開と選択、プロトタイプ制作、デザインの精緻化というプロセスに沿って解説する。
- 2013-03-30