古材を活用した、テーブルとキャビネット用扉の開発
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概要
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古材と呼ばれる木材は、古い家屋の建築用材として一定の年月を経たものであり、使用状況、使用年数によって個性的な表情を見せる。また、吟味された良質の木材が多いことも注目すべき特徴であり、国産の杉、檜、松、欅といった材料が多い。しかし古材は、採取や加工、物理化学的安全性の裏付け、モダンなテイストの与え方などが難しく、これらのことが原因で高価でアンティーク的な限られた市場にとどまっており、その再利用を汎用性のあるレベルまで広げることができないという大きな問題に直面している。本研究は、この問題を解決することを目的とし、その解決方法として、いかに古材を効果的に部品化、再構成し、安価に製品化するかという手法を具体的に示したものである。古材商として最大手のひとつである株式会社丸嘉(京都市伏見区)の協力を得、研究成果を具体的な商品に落とし込む努力を行った結果、今回、センターテーブルおよびシステムキッチンに使用する扉を提案することができた。
- 2013-03-30
著者
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