温量区分によるマツ材線虫病被害発生の危険地域と防御帯設置について(<特集>東北におけるマツ枯れの現状と対策)
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概要
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マツノマダラカミキリが定着して連年発生できる地域が被害発生の危険地域になると思われることから,カミキリの生息適地を発育零点を12℃とした温量により推定し,図化した。それによると,生息適地は津軽地方の中央部と西津軽地方や三八上北地方の一部であった。被害が秋田県北部の沿岸まで発生しており,西津軽地方への侵入が懸念されることから,青森県では県境部沿岸にマツノマダラカミキリの防御帯を設置し,ひいては本病の侵入を食い止める対策を進めている。
- 東北森林科学会の論文
- 1996-12-27