秋田県における海岸広葉樹林の林分構造
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概要
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近年の松食い虫被害への対応と,海岸域での森林のあり方を検討するため,秋田県の海岸域に現存する天然広葉樹林の林分構造を調査した。海岸最前線にエゾイタヤ,ケヤキそしてシナノキから成る林があり,一部にカシワ林やタブノキ林が成立,海岸線から離れるにしたがいミズナラ林,さらにはブナ林へと移行していくものと推察された。海岸林造成に.あたっては,こうした樹種選択,林分配置が重要と考えられる。
- 東北森林科学会の論文
- 1998-10-25