ロシアにおける自然保存区の現況 : 沿海地方の2つの自然保存区を事例として
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概要
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自然保護区が生物多様性を保全するために重要であるということは世界的に周知の事実である。本論文ではそうした自然保護区のあり方についてを主要な論点としている。ロシアの自然保存区(Zapovedniks)は世界的にも先進的な制度であり研究者のために広大な調査地域を提供することを目的としている。その調査結果は市民に対して還元される。しかしながら自然保存区は正常には機能してこなかった。それゆえに多くの市民は自然保存区の意義を理解していない。さらにロシア市民は経済的困窮のために自然保護について考える余裕はない。以下の論述ではロシア沿海地方の自然保存区の現況について論じる。
- 東北森林科学会の論文
- 1998-02-25