林地接種に用いるホンシメジ菌株の検定法
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概要
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ホンシメジ71菌株について,無菌根状態で育成したアカマツ芽生えとともに3ヶ月間共培養して菌根形成率の違いを調べた.共培養終了後の接種源は,内部が白色で緊密で堅いもの(1型),内部が白色だがもろくて崩れやすいもの(2型),カビに侵され原形をとどめないもの(3型)などが観察された.総ての接種源が健全な菌株では,菌株ごとに1型であるか2型であるか分かれたが,型による菌根形成率の傾向は見られなかった.また,これらの菌株では,菌根化率が60%を超えるものが多数あったが,10%を切る菌株も見られた.これらの結果から,菌株により菌根形成の能力が異なることが示された.
- 2013-01-31
著者
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