看護師とチャイルドライフ・スペシャリストのプレパレーションにおける介入の違いに関する文献検討
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概要
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本研究は、医療を受ける子どもに対して行うプレパレーションに関する、日本の看護師と米国のチャイルドライフ・スペシャリスト(以下CLS)の介入の違いを明らかにすることを目的に、1980年〜2008年の日本の看護師、または、米国のCLSが著者に含まれるプレパレーションに関する文献を検討した。違いは、プレパレーション過程での子どもへの対応でみられ、アセスメントと情報の伝え方、感情表出への対応、処置/検査中の対応、終了後の対応に分類された。看護師は、子どもに処置や検査の過程をイメージできるように順序立てて伝え、子どもの覚悟を決める力と頑張る力を支援していた。一方CLSは、子どもの処置や検査に関する不安やストレスに注目し、気持ちの表現を促しながら、子ども自身が対処していく過程を遊びを通して支援していた。日本において看護師とCLSが協力してプレパレーションを行う方法を考察した。
- 2013-03-20