森林・林業再生プランの目指すもの : 森林計画制度を中心として(テーマ:新政策の狙いと限界,2013年春季大会)
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概要
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森林・林業再生プランでは,「国民にも分かりやすく実効性の高い森林計画制度の確立」を図るとともに,「専門知識を持った現場密着の実行体制を整備」することを謳った。森林計画制度の見直しについてみると,森林政策と林業政策の関係の再整理の上に市町村森林整備計画を森づくりのマスタープランとして位置づけるとともに,新たに森林経営計画制度を創設し,単なる施業だけではなく個別の森林経営についても多面的機能の持続的発揮に向けた面的な森林管理を求める方向性を打ち出した。また,日本型フォレスター制度を創設するなど制度面だけではなく実行体制の整備も併せて行うなど森林の有する多面的機能の持続的発揮の確立に向けた抜本的な改正を行ったといえる。
- 林業経済学会の論文
- 2013-03-00