大規模データセンタ向け運用管理ソフトウェアにおける情報取得方式の決定手法
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概要
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近年,コストの低減を目的としたデータセンタ集約の進展にともなってデータセンタ内のストレージ,サーバ,アプリケーションといったリソースの数が増大,データセンタが大規模化している.一方で,管理ソフトウェアがこれらの各種リソースを関連付けて管理し,性能・コストを最適化する技術が登場している.大規模データセンタにおいてこのようにリソースを関連付けて管理する場合,リソースからの情報取得時間が増大してしまい実運用に耐えないため,情報取得時間を短縮する各種方式が研究されてきた.しかし,これらの方式は時間を短縮できる反面,リソースに負荷を与える,管理ソフトウェアに負荷を与えるといった側面があり,どの方式を用いればよいかを一概に決定することはできなかった.そこで本論文では,方式選択にあたって考慮すべき要件と各方式を特徴付けるパラメータの関係性を明確化することで,管理対象に応じて,適切な方式およびそのパラメータを決定する手法を提案する.この手法により,大規模データセンタ向け管理ソフトウェアにおける情報取得の設計・設定を体系的に実施することが可能となった.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2013-08-15
著者
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坂下 幸徳
株式会社日立製作所ソフトウェア事業部
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牧 晋広
株式会社日立製作所|電気通信大学
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原 純一
株式会社日立製作所
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森 宣仁
株式会社日立製作所
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牧 晋広
株式会社日立製作所
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坂下 幸徳
株式会社日立製作所
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