心臓カテーテル法を受ける患者の適切なインフォームドコンセントを支える看護実践
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概要
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本研究は心臓カテーテル法を受けるために入院した患者の看護において,患者の適切なインフォームドコンセント(Informed Consent:以下IC)を支えるためにどのような看護を行っているか明らかにする事を目的とした。循環器病棟に勤務する看護師12名に半構成的面接を行い質的帰納的に分析した結果,心臓カテーテル法実施のICに関する看護実践には【支援の必要性の判断】【揺らぎのキャッチ】【治療の理解とイメージ化への支援】【自由な決定の後押し】【医師と患者を繋ぐ】のカテゴリーが抽出された。看護ケアのICに関する看護実践には【看護ケアの理解への支援】【共同で行う看護ケアの決定】【拒否の尊重】【医師との交渉】が抽出された。更に両者に共通する看護実践として【意思表出の促し】【患者の気がかりの解消】【患者の理解を促す工夫】が抽出され,看護師は患者の意思表出を促し自発的意思決定を支えると共に擁護者としての支援を行っていた。
- 2013-03-25
著者
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