SyncBlink:同期した刺激によるナビゲーション
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概要
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ユーザをナビゲートする情報を提示するシステムにおいて重要な課題となるのは、提示された情報と現実世界の事物とのマッチングである。たとえば画面上の地図に進むべきルートや曲がるべき交差点が明示されていても、それらが目の前のどの道・どの交差点に対応するかに自信が持てなければユーザは迷うことになる。本稿では、パーソナルデバイスと環境側が連携し、同期した刺激をユーザに提示することでナビゲーションを行う手法 SyncBlink を提案する。環境側の各案内表示とユーザ端末が同期して刺激を発することにより、どの案内表示が目的のものであるかを容易に識別・確信できる。ユーザ端末側の刺激としては視覚・聴覚・触覚などを使うことができ、歩行中やパーソナルモビリティの運転中等、さまざまな状況に対応することが可能である。複数の同じ・別々の案内を複数のユーザに同時に行うことも容易であり、人の多い環境でも活用することができる。
- 2013-07-29