Swept-Sine信号を用いたスピーカの動的歪み測定法
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概要
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スピーカの歪みを評価するため、Swept-Sine信号を用いて動的歪みを観測する手法について検討した。従来の動的歪み測定法で用いられた狭帯域成分を消去した試験信号に代えて、低域通過または高域通過Swept-Sine信号を用いて、当該狭帯域内だけでなく消去帯域に生ずる歪み成分を観測する手法を採用した。その結果、歪みの主因となる帯域を特定することができ、また、新たに提案するSwept-Sine信号が動的歪みの検出感度が高いことを確認した。ここでは、一例として口径8cmのスピーカユニットを箱型キャビネットと卵型キャビネットにマウントし、検出される当該歪み成分の違いについて報告する。
- 2012-06-01