RTTを用いたエンドツーエンドの可用帯域推定法の提案と実ネットワークへの適用性の評価(コア・メトロシステム,フォトニックネットワーク・システム,光ネットワーク運用管理,光ネットワーク設計,トラヒックエンジニアリング,シグナリング,GMPLS,ドメイン間経路制御,ネットワーク監視,イーサネット,光伝達網(OTN),高速インタフェース,光制御(波長変換・スイッチング・ルーチング),光ノード技術,光クロスコネクト(OXC),光分岐挿入多重(OADM),光多重・分離装置,光信号処理,光スイッチ素子,一般)

概要

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エンドツーエンドの可用帯域は経路内のボトルネックによって支配される.これまでに経路の可用帯域の測定手法としてプローブパケットを送信し遅延変動を観測することで可用帯域を測定する手法であるPathloadやpathChirp,などが提案されている.これらの手法はプローブパケットを何度も送信することで可用帯域を推定するため,一時的に可用帯域を超えて通信を行う場合もあり,ネットワークに大きな負荷を与えるという問題がある.筆者らはRTT最小値の出現頻度に着目し,マルチホップ上のボトルネックリンクの帯域使用率を推定し,ボトルネックリンクに負荷を与えた際の帯域使用率の変化から可用帯域を推定する手法を提案した.この手法は,ネットワークに対し,少ないトラフィックオーバヘッドで推定ができるという特徴がある.本報告では,実験により提案手法を用いた可用帯域推定法を実ネットワークのパケット長を持つトラヒックに対して推定精度を評価した.
2012-06-14