帯域外リモー卜管理の継続が可能なマイグレーション手法
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概要
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IaaS 型クラウドにおいて,ユーザは提供された VM であるユーザ VM をリモートから管理する.ユーザ VM を管理する権限を持った VM である管理 VM 経由で帯域外リモート管理を行うことで,ユーザ VM に障害が発生した場合でも管理を行うことが可能である.しかし,ユーザ VM を別のホストにマイグレーションすると,移動元のホストの管理 VM はユーザ VM にアクセスできなくなり,リモート接続が切断されてしまう.この問題を解決するために,本稿では,帯域外リモート管理の継続が可能なマイグレーションを実現するシステム D-MORE を提案する.D-MORE は,従来,管理 VM で動作していた VNC サーバと仮想デバイスをドメイン R と呼ばれるリモート管理用 VM で動作させ,ユーザ VM とドメイン R を同時にマイグレーションする.D-MORE を Xen に実装し,ドメイン R 経由で、ユーザ VM に入力を送ることができていることを確認した.さらに,ドメイン R を用いるオーバーヘッドが許容範囲内であることを確認した.
- 2013-07-24
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