ユーザのPC利用時間帯を考慮したマルウェア対策ユーザサポートシステムの性能評価
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概要
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本稿では,ユーザのPC利用時間帯を考慮したマルウェア対策ユーザサポートシステムの検体処理時間の性能評価について報告する.マルウェア対策ユーザサポートシステムはマルウェア動的解析システムと連携し,ユーザPCに感染したマルウェアを検知・駆除する.このシステムは単独のマルウェア対策機能では不可能であった,包括的なマルウェア検知・駆除対策を実現する.システムのプロトタイプの性能を評価するために,フィールド実験を実施し,システムがユーザPCから検体を受信する頻度は時間帯により大きく異なることを明らかにした.そしてシミュレーションを通じて,検体の到着時間帯によってシステムの検体処理時間に10倍以上の違いが生じることを示した.本実験結果は,システムを実際に,数百から数千のPCが含まれる組織ネットワークで運用した場合の,処理時間の性能を見積もるうえで大変有用といえる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2013-07-15
著者
-
中尾 康二
Kddi株式会社
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笠木 敏彦
KDDI株式会社
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余田 貴幸
早稲田大学理工学部電子・情報通信学科
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川口 信隆
株式会社日立製作所
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余田 貴幸
株式会社日立製作所
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山口 演己
株式会社日立製作所
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井上 大介
KDDI株式会社
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衛藤 将史
KDDI株式会社
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中尾 康二
KDDI株式会社|独立行政法人情報通信研究機構
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