放送時刻でアクセス可能な放送コンテンツのアーカイブシステムの試作
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概要
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放送コンテンツを永続的に保管し、映像、音声とともに、字幕や副音声などの関連データを利用できるアーカイブシステムを試作した。このシステムでは、ファイルをスケールアウト型の分散ファイルシステムに保管する。保管したファイル内のデータを、放送時刻をオフセット値とする仮想ファイルにマッピングする。仮想ファイルへアクセスすることで、ファイルの実体を意識することなく、放送時刻で時系列にマッピングされたデータを取得できる。保管された放送コンテンツは、再生プレイヤーを使って閲覧できる。この再生プレイヤーはWebSocketプロトコルで分散ファイルシステムと接続し、指定された放送時刻の、映像、音声、字幕、番組情報の各仮想ファイルを同期再生する。本報告では、試作したアーカイブシステムの構造とそのアクセス性能について述べる。
- 2013-03-06
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