回帰推定による欠損距離画像の動作特徴量補正法
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概要
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本稿では,距離画像による動作認識で人の一部が欠損した時に,欠損時と全身が映った時の動作特徴量の相関性を利用した回帰推定によって,動作特徴量を補正する方法を提案する.この補正を以て,画角の端部で人の一部がはみ出て欠損する状況をカバーして,動作認識の対象領域の拡大を狙う.提案手法では,まず距離画像中で動作している人から動作特徴量と人の位置を求める.次に人の位置に応じて,画角外にはみ出た部分の欠損量を計算する.最後に欠損量に応じた回帰係数を選択して,前記の動作特徴量から全身が映った時の動作特徴量を回帰推定する.実験室内の動作認識の基礎実験では,3種類の動作特徴量を対象に,提案手法の補正法でF値(F-measure)が改善する効果を確認できた.実験結果では,床面から600mmまでの上の部分が欠損する時に,動作特徴量を補正する場合では補正しない場合よりもF値が11.1%以上改善できた.
- 2012-08-26
著者
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弓場 竜
株式会社日立製作所日立研究所
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弓場 竜
(株)日立製作所日立研究所
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縣 禎輝
Department of Computer Science, Chubu University
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藤吉 弘亘
Department of Computer Science, Chubu University
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