図書館利用者のためのMRサービスシステムの開発
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概要
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本研究では,複合現実感 (MR) を用いた図書館利用者のための MR サービスシステム:MR Librarian System (MRLS) を開発するためのフレームワークについて検討する.MRLS では,MR Librarian (MR 司書:MRL) と名付けたアバターを介して,2 つの図書館サービス (蔵書検索および入館・貸出履歴管理) をユーザに提供することを目指している.蔵書検索サービスでは,ユーザの探している図書が置かれている書棚までのナビゲーション情報を MR 表示された MRL によってユーザに呈示する.また,入館・貸出履歴管理サービスでは,ユーザの入館履歴や貸出履歴のデータを分析して,貸出図書の嗜好や入館の傾向などを MRL の変化として呈示する.さらに,本システムを図書館利用率向上のための (金銭や物品を伴わない) インセンティブ・プログラムとして機能させることについても検討を進めている.本稿では,それぞれのサービスシステムの開発について述べるとともに,本システムのインセンティブ・プログラムとしての有効性を検討するために行ったアンケート調査の結果についても述べる.
- 2013-06-17
著者
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