クーポン共同購入サイトにおけるステークホルダ間の利得を考慮したレコメンド方式の提案
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概要
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従来のオンラインショッピングサイトのレコメンドサービスは,サイト運営者の収益性が最大になるように商品・サービスレコメンド対象を決定していることが多く,いわばサイト運営者の都合を重視した方式となっている.インターネットのEC市場においては,サイト運営者は仲介業者である場合も多く,その場合,利害関係者として,サイト運営者,情報掲載企業,消費者の3つのステークホルダが存在する.このような場合においても,通常のレコメンドではこれら3つのステークホルダの便益の獲得は考慮されていない.本稿では,近年売上を伸ばしている,クーポン共同購入サイトを念頭に,各ステークホルダの利得を指標化した上でそれらを最大にするような,サイト訪問者に対するクーポンレコメンドロジックを提案する.本稿の提案ロジックでは,フラッシュマーケティングビジネスの特徴である時限性や各クーポンの特徴の差を考慮している.また,提案した方法を実データに当てはめ,その有効性について考察する.
- 2013-05-16
著者
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