リアルタイム日本語歌唱鍵盤楽器のための文字入力インタフェースの開発
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概要
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本論文では,リアルタイムに日本語の歌詞とその音高を同時に入力して,歌唱合成を利用した演奏をすることを可能とするリアルタイム日本語歌唱鍵盤楽器のための文字入力インタフェースを提案する.このボタン配列を用いた文字入力インタフェースでは,ローマ字入力方式とかな入力方式を組み合わせることによって非常に少ない数のボタンのみを利用して任意の日本語の文字を高速に入力することが可能である.また,片手で操作可能なようにボタン配置が最適化され,一般的な12音階の鍵盤を音高入力装置として同時に組み合わせることで,歌唱合成に必要なパラメータの入力をリアルタイムに行うことができる.本論では,この文字入力インタフェース単体の評価をまず行った後,実際に歌唱演奏を行うための楽器のプロトタイプとして,音高入力装置として広く普及している12音階の鍵盤と組み合わせることでリアルタイム日本語歌唱鍵盤楽器を開発しその検証を行った.
- 2013-04-15