21C3 入学時における教科「情報」に関する意識および利活用状況調査の報告 : 平成24年度淑徳大学入学生を対象とした調査(一般研究教育情報の活用)

概要

論文の詳細を見る
本稿では,大学の新入生へ実施した質問紙調査とタイピング力のテスト,および,高等学校の教科「情報」の担当教員への質問紙調査の結果を相互に分析することにより,高等学校における情報教育の現状とその課題について考察した.学生への調査分析より,「パソコン操作に関する技能」と「タイピング力」の両方が平均以上あるいは両方が平均未満である学生への二極化が確認され,それは,「パソコンの利用環境」とともに教科「1青報」の「授業の期間」などが影響していることが明らかになった.また,高等学校への調査分析より,教科「情報」の使用テキスト,シラバス作成,授業の時期に関する決定は,学校ごと,とりわけ,授業担当者によって行われていることが明らかになった.
2012-08-25