言語政策史研究(<特集>>日本の言語問題)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
植民地・占領地における日本語普及政策の研究は,90年代にはいってから,めざましい進歩をとげた.論文の数がふえ,思想史・教育史・植民地経営史などとの交渉がふかまり,広い範囲をあつかった概論的な著作もあらわれた.しかし,植民地にあって政策の対象とされた人たちの老齢化がすすむ今,その記憶・経験を記録することは,いそがなければならない.また,日本以外の植民地事情との比較や,社会言語学の理論にまなんだ言語政策論の建設が期待される.
- 1999-09-30