光ピンセットで伸長した1分子DNAの力学特性変化の検出(量子光学,非線形光学,超高速現象,レーザ基礎,及び一般)
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概要
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両末端にビーズを結合したDNAを光ピンセットで伸長し,ビーズの揺らぎの自己相関関数および相互相関関数を算出することで,力だけでなくDNAの局所的なばね定数を得ることができる。本研究では,相関関数法をDNA-蛋白質相互作用の検出に応用することを目指し,力学特性を得るための最適条件と検出精度について調べた。さまざまなレーザー強度のもと,伸長状態にあるDNAの局所的なばね定数k_(DNA)を求めた結果,本測定系では光ピンセットのばね定数は4-5pN/μmが適切であり,k_(DNA)を0.4pN/μmの精度,1sの時間分解能で取得できることが分かった。
- 2012-05-18
著者
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岩本 卓也
東京農工大学工学部
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村山 能宏
東京農工大学大学院工学研究院
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村山 能宏
東京農工大学・大学院工学府
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過足 勇良
東京農工大学工学部
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岩本 卓也
東京農工大学:独立行政法人情報通信研究機構
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