最大周期系列符号に基づく積和型公開鍵暗号,K(II)ΣПPKC : 新しい暗号方式提供の可能性
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概要
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新しい積和型公開鍵暗号,K(II)ΣПPKCを最大周期系列に基づいて構成している.K(II)ΣПPKCにおいては,(i)送信者ボブが,符号化率(情報レート)0.01〜0.5を満たしつつ,アリスの公開鍵集合の非常に小さな部分集合をランダムに選択した上で,暗号文を導くことが可能であること,および(ii)従来方式に共通にみられる超増加型、あるいは超減少型の秘密系列を用いるのではなく、非増減型のユニフォーム・サイズの秘密系列を用いていること,によってK(II)ΣПPKCはその安全性を十分に高めていることを明らかにする.本提案方式は公開鍵のランダムな選択による秘密通信を可能としている.すなわち,K(II)ΣПPKCにおいては,暗号文そのものに選択鍵情報が本質的に含まれる.この特徴によって鍵配送を伴わず且つ鍵情報の随時切替えが可能となるような共通鍵暗号として利用することができ、しかもこの場合にはアリスによるメッセージ復号操作が単純化され得ること符号化率を改善しうることを明らかにする.
- 2012-05-11
著者
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