Network as a Service (NaaS)の制御方式と、管理方式の一検討(サービス管理,運用管理技術,セキュリティ管理,及び一般)
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概要
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近年、IaaSサービスとして仮想サーバやストレージを利用するサービスが急成長してきた。何時でも好きな時にこれらのリソースを利用でき、何時でも利用を停止できるサービスとして実現されてきている。これらのクラウドサービス利用は、Time to market事業を推し進め、事業に必要となるインフラ設備の運用コストを削減する効果が期待される。しかしながら、Time to market事業活動に則してくためには、事業の拡大や変更などに合わせたIaaS上のリソースの利用形態の変更要望に対し、即時的に且つ柔軟に対応して行くことが求められる。そして、IaaS上のリソース利用の変更にネットワーク構成や利用帯域の変更などのネットワークオペレーションが追随する必要があり、即時性、柔軟性、低コスト化を実現するネットワーク制御方式が必要になってきた。つまり、何時でも好きな時にネットワーク構成や利用帯域等を利用し、変更できるNaaSを実現するネットワーク制御方式が求められるようになってきた。NaaSはネットワークの仮想化やSoftware Defined Network (SDN)等の技術を用いて実現していくことが想定されるが、大規模ネットワークでの運用ではネットワーク制御の処理負荷とスケーラビリティに課題がある。本稿では、上記のような背景のもと、分散制御で且つオーバレイネットワーク方式におけるNaaSの管理方式を検討したので報告する。
- 2012-05-03