国際生活機能分類(ICF)の視点を利用した介護福祉家政学へのアプローチ : 要介護者の生活歴予備調査を通して
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概要
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本研究は現場で役立つ家政学を目指すひとつの試論である.研究視点は2つある.1つは要介護者を対象として家族から生活歴を聞き取り調査し,家政学に関連する内容を抽出したことである.2つ目はその方法として,国際生活機能分類(ICF)の視点を用いたことである.本研究の目的は,まず(1)この研究方法の有効性を検証し,(2)現場でどのような家政学内容が必要とされているかを現段階で把握し(本研究は予備調査の段階である),(3)介護福祉家政学への方向性を探ることにある.調査からは,それぞれの「心身機能」の衰えに対応して必要とされた家政学関連内容が抽出できたが,なかでも,要介護者,家族,援助者のかかわり方やトータルに生活をとらえる分野としての家庭経営分野は今後ますますその重要性が高まると考えられる.
- 日本介護福祉学会の論文
- 2007-04-01
著者
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