質的研究法によるホームヘルパー機能の概念化に関する研究
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概要
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ホームヘルパーによる支援の特質を明らかにするため,質的研究法(とくにエスノグラフィーとアクションリサーチによる事例分析の方法)を用いてホームヘルパーによる支援事例を分析し,ヘルパーによる支援と社会福祉実践における利用者・支援者関係の枠組みとの共通性とヘルパーによる支援の独自性について検討した.その結果,ヘルパーによる支援は,大枠では社会福祉実践の枠組みに沿いながら,その独自性を有することが明らかとなった.ヘルパーによる支援の独自性とは,利用者の生活に密着し,そのきわめて些細な部分への気づきをきっかけとして支援を開始し,継続させるところにあることが判明した.
- 日本介護福祉学会の論文
- 2006-10-01
著者
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