「老人福祉センターおよびデイサービスセンターを利用する高齢者の余暇時間の過ごし方」に関する調査 : 「介護予防」の方法についての一考察
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概要
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平成12年度から実施された介護保険制度は,5年目にはいっているが,介護保険の理念である「自立支援」「介護の重度化予防」の効果があがっていないことが厚生労働省等の調査から明らかになった.とくに要支援・要介護1の軽度者の増加率が著しく,その人たちへの保険給付が要介護状態を改善していないという.現在の高齢者が生きてきた時代背景やそのなかで培われた生き方-自主性・主体性の欠如および遊びは「悪」であるという意識等-から,介護保険制度の趣旨が十分に理解されていないのではないかと考えられる.そこで,老人福祉センターおよびデイサービスセンター利用者を対象に「余暇時間」の過ごし方を調査した.高齢者が要介護状態になっても,余暇時間を主体的に過ごすことにより,自立心を高め介護の重度化を予防することが可能となる.そのためには,地域にある身近な老人福祉センターやデイサービスセンターのサービス提供の方法が重要となる.
- 日本介護福祉学会の論文
- 2005-10-01
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