在宅における足浴バケツの工夫 : 室温差による体温・脈拍・血圧変化の影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
足浴は最も基本的な介護技術として,全身の血行を促進し,身体を温めるとともにリラクゼーション効果があると周知されている.しかし,実際に足浴を行うと,冬季など室温の低いところでは,最初は暖かくて心地よいが徐々にお湯の温度は下がり快適さが持続するわけではない.そこで,在宅で調達ができる数種類の足浴道具を試し,保温効果を持続できるように,低コストで足浴効果を発揮できるように工夫を行った.また,それぞれの道具による足浴の温度の違いが与える生理学的影響を,体温,脈拍,血圧等を測定し客観的データを得るとともに被験者の主観的な快適感とあわせて比較し検討した.結果として,筆者が工夫したバケツが,保温効果が高く低コストに抑えられたので紹介する.
- 2003-10-01