福祉施設における人権侵害の構成要素に関する研究 : 学生の意識分析からの考察
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概要
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福祉施設には,さまざまな価値観や生活意識をもった利用者がおり,そこでケアを行う介護福祉士は自ずとその利用者の生活に大きなかかわりをもつ存在となる.それだけに,利用者の生活は介護福祉士の価値意識や倫理観に左右されるともいえる.そのため,利用者の権利を擁護し,生活上の福祉ニーズの充足をはかるためのケアは,明確な倫理的行為であるという観点から,介護福祉士の倫理と質を確保することの重要性に鑑み,倫理性の醸成をはかるための今後の人権教育の内容を考察するうえで,人権侵害が意識される構成要素が何であるのかを明らかにした.
- 日本介護福祉学会の論文
- 2003-10-01