高齢者の夏季空調への温冷感に関する調査
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概要
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持別養護老人ホームで生活する高齢者の夏季の室温環境に対する温冷感やその調整への要望を把握するため高齢者45人に対して個別の面接調査を実施した。また,居室の温度,湿度などの実測値とその時点での高齢者の温冷感の申告との関係を観察した。その結果,朝方に寒いとの申告が昼や夜よりも多く,また,暑いと答えた割合は,夜間に多く見られた。高齢者は冷房による冷えと体調との関係に敏感な者が多く,特に下肢の冷えや痛みを庇って上半身の暑さを我慢する場合も見られた。高齢者の温冷感には,個々の心身の状況によって個人差が大きいことが分かった。また,冷房の送風に対して敏感である場合が多かった。
- 日本健康医学会の論文
- 2002-08-10
著者
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