1次散乱輝度分布の平行平面層モデル
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概要
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海中における輝度分布の形成過程を理解するには,各散乱次数における輝度分布を解析的に把握する必要がある。そこで,各散乱次数における輝度分布の解析的な理解を目的とし,1次散乱輝度を算出する平行平面層モデルを開発した。体積散乱関数の定義式から展開し,積分範囲を平行平面層の厚さに止めることにより,平行平面層モデルとして開発した。平行平面層の厚さを無限小にした場合,既存の1次散乱モデルと一致する式を得た。平行平面層モデルにしたことによって,放射伝達の数値モデルとして高次散乱までの展開が期待できる。
- 2012-11-15