ヒッグス粒子と見られる新粒子の発見とその意義(<特集>近畿支部)
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概要
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欧州合同原子核研究機構(CERN)のLHC実験(Large Hadron Collider,大型ハドロン衝突型加速器)が,ヒッグス粒子と見られる新粒子を発見しました。ここでは,この観測によりその存在がほぼ確実になった質量の起源とされるヒッグス場が,具体的にどう粒子に質量を与えるか,直観的な説明を試みます。また,ヒッグス粒子の観測方法とその測定結果を述べます。最後に,ヒッグス場の存在により物質の源である素粒子の理解がどのように進み,さらにどのような新しい疑問を生んでいるかを議論します。
- 2012-12-04