中国における廃電気電子機器政策-現状と課題
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
中国では,国内消費刺激策として農村地域における「家電下郷」,都市部における「以旧換新」政策が行われてきた。これらにより家電販売量及び使用済み家電量が急増し,廃電気電子機器の適正な回収とリサイクルシステムの確立が急務の課題となっている。本稿は中国における現在までの廃電気電子機器関連法規,条例,政策などを考察し,主体別役割,主体別費用負担の構造,リサイクルの現状を分析することを目的とする。また,拡大生産者責任制度の観点から中国における使用済み家電リサイクルをめぐる法制度の特徴を明らかにする。これにより,中国が廃電気電子機器の回収,処理を適正に進めていくうえで障壁となっている構造的問題や課題を検討する。
- 2012-12-25
著者
関連論文
- 韓国の使用済み家電製品のリサイクル政策ー実践と課題ー
- 日本の温暖化対策とクリーン開発メカニズム(CDM)の活用に関する経済分析
- 京都議定書の環境評価 : 気候変動防止に与える影響を中心に
- クリーン開発メカニズムと持続可能な発展ー中国とインドを中心にー
- 中国と日本の環境保全制度と公衆参加に関する考察 : 環境影響評価制度を中心に
- 中国における廃電気電子機器政策-現状と課題