健康長寿と健康老死に向けての基本的考え方 : 長寿健康科学の視点
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
超長寿社会に向けて進みつつある日本において、目下緊要な問題は国民の健康老化の推進と"病によらざる自然死(健康老死)"に向けた生き方、養生文化の普及である。日本人の食生活、習慣には健康長寿の観点からは極めて利点が多いが、老人栄養学の立場からは検討を要する問題が多々ある。健康長寿には食のほか、身体を動かし、談笑することが重要であるが、更に重要なことは"豊かな生きがい"を持つことである。特により高次の脳の活動が関与した生きがいを持つことと、何らかの社会参加がの望まれる。それには個人的努力が基本的に重要であるが、医療、看護、介護、社会福祉、行政の総てが共通の理念のもとで協力して当たる必要がある。今まで誰も経験したことのない超長寿社会に向けては新たな社会文化の創造が必要である。
- 大分県立看護科学大学の論文
- 2001-06-00
著者
関連論文
- 健康と糖質 (特集 糖質と健康(「フード・フォーラムつくば」より))
- 明るい長寿社会づくりと学習
- ポストゲノム時代における咀嚼と健康の研究
- 県立大学と静岡大学の学術交流 (『大学と地域の豊かな共生を目指して : 静岡大学・21世紀を生きる』 : 静岡大学開学50周年記念公開シンポジウム)
- 健康長寿と健康老死に向けての基本的考え方 : 長寿健康科学の視点