説一切有部における表(vijnapti)の構造
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概要
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本稿は、説一切有部における表(vijnapti)と等起(samutthana)との関係を中心に考察を進め、身語の行為がどのように引き起こされ殺生や盗みといった行為を成立させているか、という問題を検討する。結論として、表(vijnapti)の解釈にはAKBh.を挟んで教理的展開が見られる点を指摘し、展開以前以後における行為の構造を示した。
- 2013-03-01
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