ろうそくを用いた既製の灯りのリラクセーション効果に関する検証(第2報):生化学的指標を用いて
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概要
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ストレス社会といわれる現代において、ストレスマネジメントとして、セルフケアの重要性が指摘されている。近年、セルフコントロールの一助として、簡易的にストレスケアができる媒体として、視覚刺激を用いた方法が注目されている。私たちは、これまでの研究において、アロマランプに用いられる既製のろうそくの灯りによるリラクセーション効果について着目し、心理的効果について明らかにしてきた。 今回、唾液を試料とした生化学的指標としてコルチゾール濃度およびS-IgA(分泌型免疫グロブリンA)濃度を用い、検討を行った。 その結果、灯りによる視覚刺激は、これらの2項目ともに、介入前後の比較において有意差は認められなかった。このことは、短時間の視覚刺激では、生体の視床下部-下垂体-副腎皮質系および免疫学的反応において、ストレス軽減効果は期待することは難しい可能性が示唆された。
- 2013-03-31
著者
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