家庭科における環境を考えた消費者教育実践から : 指導者の意識変革をねらう題材
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概要
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小学校家庭科の指導者は、専科担当であれ、担任であれ、一番にその人自身が「生活する人」であることが望ましい。なぜなら、家庭科は単なる生活への適応のために、知識・理解を得たり、技能を習得したりするだけの教科ではないからである。実生活における課題を実際に解決できる能力を養うことが期待される教科だからである。だから、指導者自身が生活を大切にする生活者であること、指導者自身が生活することにもっと目を向け、常に世の中の動きに敏感であることが大切なのである。 しかし、今小学校教師を目指す学生たちの現実は、生活者とは程遠いところで生活している者も多く家庭科教育法の授業などでそのことに驚かされる。 そこで、小学校の家庭科の題材を通して、学生たちをもっと生活の中に引きずり込み、「生活者としての自覚」をめざめさせるくふうのあれこれを試みた。
- 2011-12-29