モバイルアドホックネットワークにおけるマルチフローを考慮したQoS向上ルーティング方式(無線ネットワーク)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年,モバイルアドホックネットワークにおいて,QOS向上を目的としたルーティング方式が多く提案されている.その例として,高配信率の点で優位であるCM (Cross-layered Multipath)-AODVと低遅延の点で優位であるAODV-Dがある.しかし,これらの方式には,マルチフローの場合通信品質が低下する,ネットワーク内に制御パケットが氾濫する,などの問題がある.本稿では,マルチフローに対応させるために従来方式を組み合わせ,闘値設定により制御パケットを削減し,リアルタイム通信では低遅延,ノンリアルタイム通信では高配信率・高スループットを目指しかつ,低消費電力化とその平均化によりネットワークライフタイムを改善する方式を提案する.シミュレーション評価により,提案方式が有効であることを示す.
- 2012-03-01
著者
-
小室 信喜
千葉大学大学院融合科学研究科
-
阪田 史郎
千葉大学 融合科学研究科
-
阪田 史郎
日本電気株式会社研究所
-
阪田 史郎
Nec C&c メディア研究所
-
阪田 史郎
千葉大学大学院
-
小室 信喜
千葉大学大学院
-
針生 健
千葉大学大学院融合科学研究科
-
針生 健
千葉大学大学院
関連論文
- 複数のRFIDリーダを用いる屋内位置推定におけるリーダ間干渉の影響 (通信方式)
- VoIP品質を保証するための動的MACフレーム受信機会制御(ポストIPネットワーキング,ネットワークモデル,インターネットトラヒック,TCP/IP,マルチメディア通信,ネットワーク管理,リソース管理,プライベートネットワーク,NW安全性及び一般)
- 自動認識技術のための無線ネットワーク技術入門(第7回)無線LANのMAC層の機能
- UHF帯RFIDを用いる屋内位置推定の推定精度向上法(次世代ネットワーク,電力線通信,無線通信方式,一般)
- B-20-24 UHF帯RFIDを用いる屋内位置推定のシミュレーションによる検討(B-20.ユビキタス・センサネットワーク,一般セッション)
- UHF帯RFIDを用いる屋内位置推定における人体の影響を考慮したシミュレーション(ネットワークプロセッサ,通信のための信号処理,無線LAN/PAN,一般)
- 招待講演 IEEE802.11マルチホップネットワークにおけるスループット解析 (アドホックネットワーク)
- 指向性アンテナを用いた無線マルチホップネットワークにおける難聴問題を回避するMACプロトコル (情報ネットワーク)
- 安心快適生活のためのRFID活用に関する検討
- アドホックネットワークにおける適応レートデータグラムプロトコルの研究(ネットワークプロセッサ,通信のための信号処理,無線LAN/PAN,一般)