介護支援専門員による医療ニーズの把握の実態 : フォーカスグループインタビュー調査から
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概要
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本研究の目的は、福祉の資格を有する介護支援専門員(以下「福祉系介護支援専門員」)の医療ニーズの把握の実態を明らかにすることである。調査方法は、フォーカスグループインタビュー調査を採用した。調査の結果、福祉系介護支援専門員は、1.他の専門識者やインフォーマルな人々から、要介護者の心身状態についての情報を得ていること、2.医療知識が不足していること、3.要介護者への包括的なアセスメントから医療ニーズを把握していること、の3点が明らかになった。今後は、介護支援専門員が、医療知識の学習をする機会を設けることと、医療ニーズの把握のために、多職種が連携をして、アセスメントを行うことが必要であると考える。
- 2010-00-00