海外インフラ伸長の課題と公的金融支援への提言
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概要
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政府の「新成長戦略」にもある日本企業による海外インフラ事業進出へのファイナンスとして、公的金融が一定の役割をもつ。公的金融の融資形態は,海外インフラの業態に応じて、輸出金融から投資金融、プロジェクトファイナンスと発展し、さらに事業環境整備のアンタイドの事業開発等金融、事業への出資参加から、ファンドへの出資、保証機能の活用など多様化し、近時、パッケージ型インフラ輸出への対応も期待されている。現在、海外インフラビジネス伸長のために公的融資の支援拡大が期待されている。本論では、どのような融資があるのか、その効果はどうか、課題はなにかを論じ提言する。しかし、いかなる事業も資金提供者が撤退すれば消滅するので、融資可否(融資審査due diligence)の重点はなにか、必要な競争力はなにかにも言及する。最後に結びとして、パッケージ型インフラ輸出や地域開発計画等のプログラム型案件形成にP2M手法が有用であることに触れる。
- 2012-02-25
著者
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