参照整合性の検証のためのUML Activity解析方法
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概要
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情報システムのコンポーネントベース開発において,データコンポーネント間にまたがる参照整合性が定義され,UMLのActivity図で記述されたサービスコンポーネントの振舞いによって実現される.参照整合性を保つためにActivityの検証が必要であるが,多数のActivityの組合せを人手で網羅的に確認することは困難である.本論文では,Activityの静的解析による,参照整合性の自動検証手法を提案する.この手法は,Field-sensitiveなデータフロー解析を行い,データアクセスを行うAction記述の順序を解析する点が特徴である.本手法を用いて,仕様定義段階でActivityの欠陥を検出することが可能になる.これにより,データの一貫性が保たれた安全な情報システムを構築するための足がかりが得られる.
- 2013-02-15