新聞連載「太平洋戦争史」の比較調査 : 占領初期の新聞連載とその役割について(後編)
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概要
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1945年12月8日から10日間にわたって掲載を指示された,連合軍総司令部(GHQ) 提供の「太平洋戦争史」はその後の日本の戦争観を形成する上で非常に大きな役割を果たしたと考えられている。同じものが書籍として出版され,都市部の中学校では教科書として使われた記録もある。ところが,この出版された書籍,及び新聞各紙の掲載した内容を比較して見ると,その掲載量,個所,一部の表記など様々な違いがあることがわかった。そこで,本稿では連載の背景,GHQの方針,及びなぜこのような違いが生まれたのかを,GHQの組織構造とメディアの民主化という点からこの連載の果たした役割について考察したものである。
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