6.情報弱者の立場からの震災情報流通のあり方(<小特集>人間中心の観点での東日本大震災からの創造的復興)
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概要
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東日本大震災は人々の「情報格差」が発災直後には生死を分け,避難所や仮設住宅の暮らしでは「生活格差」をもたらすことを教えてくれた.震災後の情報メディアとして活躍したのは地域の臨時災害ラジオ放送やミニコミ誌であった.携帯電話は情報弱者を支援できる災害用伝言メールや音声読み上げ,ワンセグ機能等を備えているが,必要な人たちに十分に知られていない.災害時に有用な「モバイルメディア」を誰もが日常生活に活用できるように地域の市民団体や行政,企業が連携して研究・開発し,普及に取り組むべきである.
- 2012-10-01
著者
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